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校長メッセージ

聖ドミニコ学院小学校 校長
森 研二

聖ドミニコ学院小学校 校長 森 研二

春を迎えて 2026年3月

春の気配が少しずつ感じられるこの頃、新しい学年へと歩みを進める季節がやってきました。この時期になると、子どもたちの成長が一年を通してどれほど大きなものであったか改めて実感します。学童期は心も身体も大きく伸びていく時期であり、その変化は学校の中でも姿を見せています。

入学したばかりの頃は上級生に助けられていた一年生が、今では自分たちで話し合い、意見を出しながら物事を進められるようになりました。また、学校行事等で責任をもって役割を果たす6年生の表情には、中学生へと向かう確かな歩みが感じられます。どの学年の子も友達と協力して物事に取り組む楽しさを実感し、日々の学びや活動がさらに豊かなものとなっていきました。学童期の一年間は、子どもたちにとってかけがえのない成長の土台になっていることを強く感じます。

こうした子どもたちの姿は、神様が共に歩んでくださっている恵みの中で成長していることを教えてくれます。行事を通して見せた協力、困難に出会ったとき仲間と支え合おうとする姿、自分から挨拶しようとする姿・・・・。どれもが、一人ひとりの心に宿った光の表れであり、神様のまなざしに導かれながら歩んできました。

3月19日は本校の卒業式であり、同時に「聖ヨセフの祭日」でもあります。イエス様の養父である聖ヨセフは、聖書の中では多くを語りませんが、その沈黙の中に深い信仰、誠実さ、そして家族を守ろうとする静かな強さを示しました。神の声に静かに耳を傾け、与えられた使命に黙々と応じるその姿は、私たちに大切な生き方を教えてくれます。それは、「大きな声を上げなくても、誰かのために尽くす誠実さは、人を確かに支える力になる」ということです。子どもたちがこの一年間で学んだ経験の中にも、その姿勢と通じるものがあります。

卒業を迎える6年生の皆さんには、本校で学んだことを生かし新たな世界へと力強く羽ばたいていってほしいと願っています。中学校では、これまで以上の多くの挑戦が待っていますが、自分を大切にし、周囲の人を思いやる心を忘れずに歩んでほしいと願っています。神様はその歩みを常に見守っておられます。どうか自分を信じ、希望をもって前へ進んで欲しいと思います。

在校生の皆さんも、それぞれ新しい学年に向かって準備を進めています。これまでに身に付けた力や経験は、次のステップへの確かな土台となるでしょう。聖ヨセフのように、言葉よりも行いによって周囲に良い影響を与える人を目指し、歩んでほしいと思います。

神様がくださった恵みに感謝しつつ、次の一年が皆さんにとって実り豊かな時間となるように心から祈っております。春の光の中に、新たな希望と勇気を見いだしながら、それぞれが新しい一歩を踏み出していけますように。

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