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校長メッセージ

聖ドミニコ学院小学校
校長

土井 智子

聖ドミニコ学院小学校 校長 土井 智子

工夫して 2020年9月

児童会役員が企画し、6年生が中心になって「ドミニコ広場」を開催しました。例年、保護者の方々によるバザーなど、外部に向けて大盛り上がりするドミニコ祭り…特に今年は、幼小中高合同のドミニコ祭を行う予定でいましたが、感染症予防のために中止になっていました。「お客様を迎えず、校内だけでするならできるのでは?」という問いかけに対して、子供たちは俄然やる気を見せて取り組み始めました。密集にならないためにはどんな工夫が必要か、内容はこれまで通りでいいのか、お店ではどんな方法で物品のやり取りをしているのか、課題を出し合い、話し合いを続け、知恵を出し合い解決方法を考えました。「古本・古おもちゃは今回はやめた方がいいね。」「お金の受け取りはトレーを使うことで進めるといいと思う。」「回数制限が必要だよね。」「(輪投げや魚釣りなどの)道具は、1回使用するたびに消毒しよう。」話し合いを重ねる中でたくさんのアイデアが生まれたのでしょう。今年のパンフレットには、お店を回るとスタンプを押してもらえるスタンプラリーのカードもついてきました。

当日は、すっかりおなじみになったZOOMでの開会式。児童会長は、次のように挨拶しました。

… わかたけ児童会の目標は、『世界の子供と手をつなごう』です。この、ドミニコ広場の収益金は経済的支援が必要なダガマウィゼルフン君に寄付されます。皆さんの協力が世界の子供と手をつなごうという目標につながっていきます。新型コロナウィルスが蔓延し、大変な時期に行えることに感謝して、世界で苦しんでいる子供たちのことも理解しながら、今日のドミニコ広場を盛り上げ楽しんでいきましょう。

目標をしっかり伝える姿に、準備を重ねてきた自信が見えました。前例踏襲では前に進めないことを実感している子供たちは、創意工夫を重ね、どうしたら下級生に楽しんでもらえるかを真剣に考えていました。この上級生の思いは下級生にしっかりと伝わっていました。「今日はとっても楽しかった!」と帰りに昇降口で話していた下級生は、お礼の手紙や寄せ書き、感謝状などを書いてそれぞれの感謝の気持ちを6年生に伝えました。「僕たちを楽しませるために」「優しい言葉をかけてもらって」「皆さんが知恵を出し合って」「6年生のようになりたい」と綴られた文章がそれを物語っています。やり遂げた上級生も、その思いを受けとめて言葉で表現した下級生にとっても、思い出に残る行事となりました。
作り上げることの難しさと楽しさを経験した子供たちは、次の目標に向けて動き出しています。いつの時代も、相手を思いやる気持ちと柔軟な発想が、新しいものを生み出しまた人を幸せに導いてきました。「共に学び、共に在ることが喜びとなる、生き生きとした学校を目指し」て、子供たちの活躍は続いていきます。

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