共に目指すこと 2018年4月
園芸委員会の児童が育てた花壇の花が,始業式と入学式を待たずに咲き誇っています。例年になく早く桜の開花宣言がなされ,今年の入学式は満開の桜のもとで行われます。
お子様のご進級・ご入学おめでとうございます。2018年度の始まりを,子供たちは期待と希望をもって迎えたことでしょう。私たち教職員もまた,わくわくしながら子供たちを迎える準備をしていました。物理的な準備も喜びをもって行いましたが,同時に建学の精神を学ぶ研修にも力を入れて取り組みました。
聖ドミニコ学院は,今年創立65周年を迎えます。1年1年の積み重ねがあっての65年です。この節目の年に,創立者の思いを知り,今何が求められているかを改めて考えることは,これからの子供たちを育てていくうえで大切なことだと話し合いました。物質的にまだ困窮する時代にあって,子供たちの教育に熱意をもってあたった修道女の思いは,学校創立につながりました。子供たちが成長していく中で,どんなことがあってもその境遇や事象に屈することなく,相手のことを考えて行動するというキリスト教の価値観の下で幸せな人生を送ってほしいという願いが込められていました。
「子供たちが神様から授けられた命の尊さを知り,日々出会う出来事に対して,自分で考え,福音に基づいた価値判断をし,真の知性,豊かな感性を育み,自分を含めて人を大切にできる人間に成長すること」 ~ 建学の精神の具現化より ~
建学の精神は,道しるべです。
聖ドミニコ学院小学校で学ぶ一人一人が「学校に来ることが楽しい。」「学校に自分の居場所がある。」「学校は自分を成長させてくれる場だ。」と実感することができるように,教職員一同が心を合わせて魅力ある学校づくりに向け,精一杯の努力を続けていきます。
保護者の皆さまをはじめ,学校にかかわるすべての方々のご理解とご支援をこれからもよろしくお願いいたします。
校長メッセージ バックナンバー
2024年
2023年
2022年
- 12月
- 待つということ(待降節を通して)
- 11月
- 褒められた時には
- 10月
- 児童書によせて
- 9月
- 絶対ということ(又はお鍋の話)
- 7月
- 時代の中で求められること
- 6月
- 教育の目的
- 5月
- 聖母月に寄せて
- 4月
- 春爛漫
- 3月
- オミクロン株
- 2月
- 18歳成人に向けて
- 1月
- 成長を見せる寅年
2021年
- 12月
- 待降節:アドベント (Advent)
- 11月
- 学ぶということ
- 10月
- 感謝ということ
- 9月
- 価値観の違いに気づいた時に
- 7月
- 読書への思い
- 6月
- 自治を学ぶ
- 5月
- 学びについて
- 4月
- 始まりの季節
- 3月
- 春に向けて
- 2月
- つながれていくバトン
- 1月
- 新たな年を迎えて
2020年
2019年
- 12月
- 虹
- 11月
- 教皇様の来日に寄せて
- 10月
- 対話
- 9月
- 日常の生活を保つために
- 7月
- プラスチックごみ問題を通して
- 6月
- 大人として
- 5月
- 読書の時間
- 4月
- ランドセルから見えてきたこと
- 3月
- 春に
- 2月
- 「漢字一字」に込める思い
- 1月
- 言葉の力
2018年
- 12月
- クリスマスを祝いましょう
- 11月
- 死者の月
- 10月
- 信じる
- 9月
- 日常の生活を保つために
- 7月
- 出来ない不安,出来た喜び
- 6月
- ・・・のために
- 5月
- 「関わり」を通して見えること
- 4月
- 共に目指すこと