ドミニコ学院小学校では、朝礼後に、10分間の朝読書を行っています。
この時間は、1年生から6年生の子供たちと先生方、全員で読書をしますので、学校全体が心地よい静けさに包まれます。
時間帯は違いますが、ドミニコ学院中学校・高等学校でも、朝読書に取り組んでいます。
2年生と3年生の教室をのぞいてみましょう。
子供たちは、読みたい本を自分で選ぶことができます。
図書室から借りた本、おうちの方に買って頂いた長編作、一度読んで気に入ったシリーズのものと、
読んでいる本はさまざまですが、物語や小説が多いようです。
これは「読書貯金ノート」です。
日付、本の題名、読んだページ数、これまでの累計ページ数を記録していきます。
1年生の間は、先生やおうちの方に記入してもらいますが、そのうちに書き方やページ数の計算の仕方を覚え、
自分で書きたい!と挑戦し始めます。
全ページが埋まると、校長先生のところに持って行きます。
校長先生からは、温かいメッセージとごほうびの「おメダイ」、そして新しい読書貯金ノートをいただきます。
いただいたおメダイを自分のロザリオにつなげ、大切にしている子もいます。
6冊目のノートをいただいた1年生の子にお話を聞きました。
「本はおうちでも読んでいます。私が読みたいなと思う本のほかに、お母さんのお勧めの本を買ってもらうこともあります。」
本は言葉の宝箱です。
よく分からない言葉が出てきた時、文脈や登場人物の心情からその言葉の意味を類推したり、
辞書や図鑑で調べたりしながら、新しい語彙・知識を増やしていきます。
朝読書には、いつでも本を手に取れる環境に身を置いて、子供たちを心豊かに育てたいという思いがこめられています。